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完全無農薬で栽培される幻のゆず、旬の収穫を体験

12月22日は冬至の日。冬至といえば、美肌効果やリラックス効果も期待できる「ゆず湯」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
株式会社ルバンシュのある石川県能美市国造(こくぞう)地区には、古くから完全無農薬で栽培される柚子があります。
国造ゆずと呼ばれるこのゆずは、毎年11月に収穫をむかえ、そのほとんどが地元で消費される知る人ぞ知る幻のゆず。
是非一度この目で見てみたいと思い、編集部黒田が収穫を体験し、「国造ゆず組合」組合長 塚田 良三さんにお話を伺いました。

目次
完全無農薬栽培、国造ゆずとは
無骨な見た目が手間をかけて育てた安心の証
国造ゆずのこれから


国造ゆず組合 組合長 塚田 良三さん

 

完全無農薬栽培、国造ゆずとは

黒田 :こんにちは。それでは早速ですが、国造ゆずについて、詳しく教えてください。

塚田 良三さん(以下、塚田) :このあたりは国造地区と呼ばれ、古くから家の庭にゆずを植える習慣があり、どこの家にもゆずの木がありました。今のように本格的にゆずの栽培が始まったのは昭和の終わりごろからです。この和気(わけ)柚子団地はご覧の通り四方を森に囲まれた盆地のような地形になっていますので、外部から飛散してくる農薬もなく、ゆず栽培が始まった当初から農薬を使わずに栽培しています。
品種は少し大ぶりな木頭(キトウ)と小ぶりな多田錦(タダニシキ)の2種類を作っています。


無農薬で栽培された木頭(キトウ)

黒田 :それぞれの品種の特徴を教えてください。

塚田 :大ぶりな木頭(キトウ)は香りが高く、なかでもジャムやゆず味噌など、皮を使った食材に向いています。小ぶりな多田錦(タダニシキ)はたっぷりの果汁が特徴で、魚介類やお肉にかけたり、鍋などにもよく合います。


多田錦(タダニシキ)は驚くほど果汁が豊富

黒田 :すごい果汁の量ですね。ゆずってこんなにジューシーでしたっけ?味もさわやかな酸味で、これはいろいろな料理に合いそう。
そして、農園全体に漂っている香り、すごくリラックスできますね。

黒田 :どのくらいの規模で栽培されているのでしょうか。

塚田 :ここ和気(わけ)地区では2.5ヘクタールの農地に700本の木が植わっていて、7世帯ほどの農家でやっています。他の地区を含めた国造ゆず組合全体でも15世帯ほどです。昨年は豊作だったため、今年は収穫量の少ない裏年にあたりますが、平均して年間4~5トンほど出荷しています。毎年11月の間に収穫して、それが終わったらまた来年なので「この時期だけ」のものですね。

黒田 :まさに幻のゆずですね。

 

無骨な見た目が手間をかけて育てた安心の証

塚田 :表面がごつごつして無骨でしょう。スーパーで売っているゆずはもっとツルツル・ピカピカだと思いますが、無農薬で栽培すると、どうしてもこうなってしまうんです。でも言ってみれば、これが安心の証でもあるんです。

黒田 :普段からゆずを見慣れてはいないからか、そんなに気にならないですが、言われてみればそうかもしれませんね。
やはり無農薬での栽培はご苦労が多いのではないですか?

塚田 :除草剤を使わないので年5回は草刈りをしますね。それがこの土壌の栄養になっています。そのほか肥料は鶏ふん、米ぬか、油粕です。
ゆずは「皮」を使う食材です。農薬を使うとどうしても皮の表面に付着してしまいます。洗って使うとしても農薬は使わないに越したことはないと思っています。

黒田 :確かに。ゆず湯にしても、肌に直接触れることになるので、農薬が付着している心配がないのはうれしいですね。

塚田 :枝をよく見てもらうとわかると思いますが、小さなトゲがたくさんついているでしょう?ゆずはトゲで外敵から身を守るので、幸い大きな鳥はあまり寄ってきません。そのおかげで木の茂みの中にウグイスやメジロなど、小鳥の巣が見られます。


無数の硬いトゲに身を守られているゆず

黒田 :農薬の代わりに虫をたべてくれて、たい肥を提供してくれる。まさに小鳥たちも、ゆずの木と共存しているんですね。

塚田 :ゆず自身が自分の身を守ってくれるのは嬉しいんですが、収穫するときはこのトゲのせいで一苦労です。一つもいでみますか?トゲに気を付けてくださいね。

黒田 :ありがとうございます。確かに結構硬いトゲがありますね。。。(ハサミでパチン)幻のゆず収穫!!

 

国造ゆずのこれから

黒田 :すっかり国造ゆずのファンになってしまいました。
国造ゆずのこれからについて、お聞かせ願えませんか。

塚田 :もっと多くの人に知ってほしい。一人でも多くの方に、このゆずを手に取ってもらいたいです。そのためにも現在能美市の特産品になるよう頑張っています。毎年11月にゆず祭りというお祭りも開催して、ゆずや加工品を販売しています。ただ、どこの生産者も後継者不足に悩んでいます。何とか次の世代にこのゆずを引き継いでいきたいですね。

黒田 :無農薬にこだわるゆずを是非作り続けてほしいです。
私も今日はこのゆずを買って帰って早速料理やゆず湯に試してみたいと思います。
本日はありがとうございました。

11月中は、お電話にて1キロ単位で「国造ゆず」をお買い求めいただけます。
保存は冷暗所でお届けから一週間程度となります。
TEL:0761-51-3247 (塚田) 携帯:090-2126-6565 (塚田)

国造ゆず湯を1年中楽しめる入浴剤
ルバンシュ ゆずの湯
※国造ゆずの精油(香り成分)を配合


ゆずはいろんな料理にちょっと添えて、応用範囲の広い食材!

和風のお料理をイメージしがちですが、クリーム系やペペロンチーノのパスタにも意外と合うんですよ。手軽に楽しむなら、うどんやインスタントラーメンに、果汁を絞ったり皮を添えても良いですね。
市販のポン酢に果汁をプラスしてゆずポン酢にすれば、餃子や鍋ものがさらに美味しく。また、お醤油とゆず果汁を1:1で合わせ、豚肉やお魚の味付けに。
ハチミツと混ぜて作るホットゆず茶も、これからの季節におススメです。
いろいろなお料理にちょっと絞ると香りや酸味でパッと華やぐので、応用範囲が広くて使いやすいですね。
ビタミンCやベータカロテンによる、風邪の予防や疲労回復効果も期待できますよ。

しもおきひろこさん
フードコーディネーター/料理研究家
http://shimookihiroko.com/

「しもおきひろこキッチンスタジオ」代表。金沢うまれ金沢そだち。
食に関する多くの資格を有し、飲食店プロデュース、料理撮影コーディネート、講演会などを行うほか、金沢学院大学非常勤講師、テレビ金沢「となりのテレ金ちゃん」コメンテーターとしても活動中。
2016年4月には 自身プロデュースのショップ 「Panetteriaひなたパン」 を小松市にてオープン!
著書に「しもおきひろこ 笑顔でごはん。」など。

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